調 査 速 報
富山市水橋田伏遺跡(令和6年月)

令和4年度に発掘調査を実施した水橋田伏遺跡の調査成果をまとめるため、整理作業をしています。割れた状態で出土した土器もあるので、それらは接着剤を使って破片を接合し、隙間に石膏を入れて元の形に復元します。また、発掘調査現場で記録した土層の断面図などをデジタルトレースし、発掘調査報告書に掲載する図面を作成しています。

富山市宮条南遺跡(令和6年
月)




5月中旬に発掘調査を実施しました。鎌倉時代から室町時代に作られたとみられるいくつかの溝と、牛などの偶蹄類の足跡が見つかりました。足跡の近くからは、かわらけ(素焼きの皿)が出土しました。調査区は小規模で限られた範囲ですが、溝は耕作地に関わるもので、水田で牛馬耕が行われていたことが考えられます。